親子関係改善メソッド×HSPカウンセリング 心理カウンセラーの永嶋 亜妃です。
今日は、【HSPは、なぜ逃げ癖がつきやすいのか?逃げ癖と対処法】についてお話していきたいと思います。
あなたにはこんなことがありませんか?
✅予定していたことが近づいてくると急に不安になりキャンセルしたくなる
✅人から注目を浴びるとその場から離れたり逃げたくなる
✅否定や批判をしてくる人に対して自分は悪くないと言い張る
✅自分の価値観を押し付けてくる人と関わるのが苦手
私はHSP気質があり、何度となくこのような経験をしてそのたびにとても辛くて辛くて
本当に何もかも捨てて逃げてしまいたい衝動にかられたことがあります。
また、他人から「あなたはそうやっていつも自分は悪くないと言って逃げている」
という一言でこの世の終わりぐらいにひどく落ち込みました。
自分では逃げているつもりもないのに、強い言葉で言われると逃げたくもなるんですよね・・・。
逃げ癖の原因は自己否定とストレスからくるものとも言えます。
自己否定しなければ逃げてもいい
HSP気質のある人はより一層逃げ癖がでやすいんですよね。でも逃げてもいいと思うんです。
そのあとに自己否定や自分を責めたりしなければいいんです。
これは、非HSPの人もそうなのですが、逃げること自体は悪くなくて
自分を否定すること、自分の評価を自分で下げてしまうことをしてしまうと精神的に追い詰められてしまうんですよね。
逃げ癖がつきやすい3つの理由
①ストレスをためやすい
HSPの特徴として他人の気持ちを察しすぎて疲れてしまいやすいということがあります。
相手からの対応や言動ですぐにストレスを感じてしまうんですよね。
何でも敏感に受け取ることができるからこそ抱え込まなくてもいいことまで抱えてしまい、ストレスが溜まってしまうのです。
逃げ癖はストレスからの自己防衛とも言えます。
逃げたいときは身体からのSOSということを受け止めることが必要です。
②新しいことに不安を感じやすい
HSPの人は深く物事を考える特性があります。
そのため、不安なことやマイナスのことが頭から離れずついつい考えすぎる傾向にあります。
また、過去に傷ついた経験があると過去の経験を思い起こして、さらに不安を強めてしまったりします。
新しいことに対して変化を恐れるあまり、なかなか行動にうつせなかかったり、過去の経験を引きずることで何もできずに動けなくなってしまうということがあります。
③自己肯定感が低くなりやすい
HSPの人はいつも他人の顔色を気にしてしまったり、マイナスな経験を引きずりやすいため自分を肯定的に受けいれることに抵抗や苦手意識を感じたりします。
自分への信頼感や評価が低いため新しいことに挑戦することが出来なくなったり、今いる環境から抜け出したくなることもしばしばあります。
その時に自分なんてうまくいかない
自分は役に立たない存在だという思考に陥ってしまうとどんどん負のスパイラルから抜け出していけなくなってしまいます。
HSPにおすすめ!逃げ癖の時の対処方法
①自己肯定感を育てていく
自己肯定感を育てていくためには、自己受容が必要です。
逃げてしまう自分も自分だということを認めることです。
人はなかなかマイナスな部分は認められないものですし、弱さを出すのも抵抗があります。
「逃げてしまう自分でもOK」ということ。
逃げてしまいたいくらいの環境にいたという自分の頑張りを認めて自分の行動・選択を肯定的にとらえていきましょう。
②ストレスに気付き発散させる
逃げ癖のある人は自分がどれほどストレスを溜めているかに気付かないこともあります。
逃げたくなるほどの気持ちを抱えて日々生きているという自分の気持ちにまず正直になる
ということですね!
逃げ癖のある人は、逃げ癖をなんとか克服しようというより
自分一人の時間と休息を優先させましょう。
休息がしっかりとれることで、心が健康になっていきますし、まず自分自身の幸せに目を向けていくことが大事になっていきます。
ストレスになる思考や物事から意識をそらすことが必要ですね。
③逃げるのではなく別の道を探していると考える
逃げることが悪いと思っていると、「逃げざるを得ない自分」が許せなくなってしまいます。
逃げるのではなく自分がより幸せに生きていけるために「別の道を探す」と言う風に
とらえることで自分が幸せに楽に生きられると思います。
常に自分は自分らしく楽に生きられる場所を
探すために前向きに「別の道」を探しているのだと思って逃げることは悪いことではないと思ってほしいのです。
いかがでしたか?
「HSPは弱いからすぐ逃げる」
「HSPを言い訳にしている」
そうやって言ってくる人もいますが、決してあなたが悪いわけではないと思っています。
逃げてばかりもいけないことも世の中にはありますが、
心が疲弊して、とても辛いときには逃げてもいいんです。
自分を責めることや自己否定をしないように、辛い時には専門的に聴いてもらえる人に
お話を聴いてもらうことも大事なことですよ。