カウンセラーになりたいと思ったけど、
自分が向いているかどうかわからないって
思ったことありませんか?
今回はカウンセラーに向いている人の性格と人生経験についてお話します。
カウンセラーに向いている人の特徴は3つです。
1つ目は人の心に興味がある人です。
人の心のケアをする仕事なので、人の心に興味があることが大前提です。
人の心がどういう時に動くのか、どういう時に傷つくのか、どういう時に喜ぶのか
普段から考えている人が向いています。
なぜなら人の心の動きに敏感な人は心理学的な見方で物事をとらえ、相手をみることができるのです。
相手がどうしてそういう動きを取ったのかという行動をよく観察していないとできない仕事だからです。
2つ目は人の話を聴くのが上手な人
人からよく相談されることが多いとか人の話を聴くのが上手な人は
心理カウンセラーに向いていると言われています。
自覚がなかったとしても、人からよく悩み事を相談される場合は
聞き上手なのです。
多くの人はすぐに判断したり、答えを出したりするようにしますが
相手の話をよく聴いてあげることは忍耐力も必要なのです。
人は話しを聴いてもらうだけで心が楽になったり、抱え込んだ悩みを吐き出すだけで
肩の力が抜けるようになったりします。
カウンセラーにとって大事なのは傾聴力なのです。
3つ目は相手の意見を受け入れられる人
カウンセリングをしていくうえで
「こうしたほうがよりうまくいくのでは」と提案をするスタイルもありますが
自分の意見を押し付けたり「絶対にこうしたほうがいい」とか
「こうしないと解決に導けない」など相手の価値観を否定したりすることは
心のケアにはつながりません。
カウンセラーを経験していると助言や提案の通りに実行してくれないことも
ありますが、相談者の意見も尊重することが大事です。
多くの相談者が不安を抱えていたり、悩んだり迷ったりして
カウンセリングを受けにきているのに
カウンセラーに自分の価値観を否定されたりすると
さらに傷ついたり自信を無くしたりしてしまう可能性があります。
自分の価値観や判断を押し付けないように
相談者が悩みや問題を解決できるようにサポートをしていくのが
必要になってきます。
心理カウンセラーに活かせる経験
それは
失敗した経験です。
失敗談やマイナスに思える出来事でもその経験が
カウンセリングには大いに役立ちます。
仕事や人間関係、子育てでの失敗や悩みは多くの人が経験します。
多くの人が経験するということは、相談内容につながるということなのです。
相談者の抱える悩みが仕事関係だったら仕事の失敗談や人間関係の
悩みに対してどう乗り越えたのか伝えられるように整理していくことが大事です。
例えば、子育てをする上でなぜ赤ちゃんが泣いているのか分からず
苦悩したり、育児が嫌になってしまった経験も共感できるポイントなのです。
失敗の経験をしていないと受け答えに悩む相談もあるかもしれません。
しかし、カウンセラー自身が失敗した経験やマイナスな人生経験こそ
相談者の悩みにダイレクトに響き、共感を生み出すのです。
人間関係で悩んだ経験があるカウンセラーは
仕事で心が傷ついてしまった人の心情がよくわかります。
夫婦関係や子育てで悩んだ経験のあると悩みに寄り添っていくことが
できるのです。
だからこそ、悩みの経験や失敗した経験が
相談者の心を開いていくことができるのです。
そして、
心理学やカウンセリングの知識があることも大事なことです。
カウンセリングを行うには心理療法のスキルが必要になります。
知識やスキルがない人がカウンセリングをすると
相談者の心身を不安定にしてしまうので必ずカウンセラーに
相談した方がいいでしょう。
心理カウンセラーには年齢制限はありません。沢山のことを経験して
比較的年齢を重ねた人がいいという場合もありますし、
逆に若い人と話をしてパワーをもらい元気になりたいという人もいます。
カウンセラーを目指すのに早すぎるとか遅すぎるなんてことはありません。
いかがでしたか?
失敗した経験をしたからこそ相手の辛い気持ちに寄り添うことができて、相手もあなたに対して心を開きやすいからなのです。
人は失敗した経験は共感を生みやすく、自分だけでなかったんだと感じることができるからなのです。
だから、子育てや人間関係に悩んでいる人や夫婦関係に悩んでいる人は相談者の気持ちがよくわかり心に寄り添っていけるのです。
もし、あなたが失敗した経験があるのなら、その経験を糧にして
カウンセラーとして活躍していくことで失敗を成功に導くことができるようになるのです。